大祓詞(旧)と禊祓詞(天津祝詞)の練習や日々の浄化に便利!神道に詳しい方にとっては、シンプルなのが嬉しい!
禊祓詞(天津祝詞)
高天原に神留り坐す。
神漏岐神漏美之命以ちて。
皇御祖神伊邪那岐之命。
筑紫日向の橘の小門之阿波岐原に身滌祓ひ給ふ時に生坐せる祓戸之大神等。
諸々禍事罪穢を祓へ給ひ清め給へと白す事の由を天津神地津神。
八百萬之神等共に。
天の斑駒の耳振立て所聞食せと畏み畏みも白す。
【大祓入門・勅使河原大鳳(著)山雅房・H4.7.30より出典】
大祓詞(旧)
八百萬神等を神集へに集へ賜ひ神議りに議り賜ひて
我が皇御孫之命は
豊葦原乃水穂之国を安国と平けく知ろし食せと事依さし奉りき
如此依さし奉りし国中に
荒振神等をば
神問はしに問はし賜ひ
神掃ひに掃ひ賜ひて
語問ひし磐根樹立草の垣葉をも語止めて
天之磐座放ち
天之八重雲を伊頭の千別きに千別きて
天降し依さし奉りき
如此依さし奉りし四方の国中と
大倭日高見之国を安国と定め奉りて
下津磐根に宮柱太敷き立て
高天原に千木高知りて
皇御孫之命の美頭の御舎仕へ奉りて
天之御蔭日之御蔭と隠り坐して
安国と平けく知ろし食さむ国中に
成り出でむ天之益人等が
過ち犯しけむ雑雑の罪事は
天津罪と畔放溝埋樋放頻蒔串刺生剝逆剝屎戸許許太久の罪を天津罪と法別けて
国津罪とは
生膚断死膚断白人胡久美
己が母犯せる罪己が子犯せる罪
母と子と犯せる罪子と母と犯せる罪
畜犯せる罪
昆虫の災高津神の災高津鳥の災
畜仆し蠱物為る罪許許太久の罪出でむ
如此出でば天津宮事以て
天津金木を本打切り末打断ちて
千座の置座に置き足らはして
天津菅曽を本苅り断ち末苅り切りて
八針に取辟きて
如此宣らば
天津神は天之磐門を押し披きて
天之八重雲を伊頭の千別きに千別きて聞こし食さむ
国津神は高山の末
短山の末に上り坐して
高山の伊穂理
短山の伊穂理を掻き別けて聞こし食さむ
如此聞こし食してば
罪と云ふ罪は在らじと
科戸之風の天之八重雲を吹き放つ事の如く
朝の御霧夕の御霧を
朝風夕風の吹き掃ふ事の如く
大津辺に居る大船を
舳解き放ち艫解き放ちて
大海原に押し放つ事の如く
彼方の繁木が本を
焼鎌の敏鎌以て
打ち掃ふ事の如く
遺る罪は在らじと
祓ひ給ひ清め給ふ事を
高山の末
短山の末より
佐久那太理に落ちたぎつ速川の瀬に坐す瀬織津比咩と云ふ神
大海原に持ち出でなむ
如此持ち出で往なば
荒塩の塩の八百道の八塩道の塩の八百会に坐す速開都比咩と云ふ神
持ち可可呑みてむ
如此可可呑みてば
気吹戸に坐す気吹戸主と云ふ神
根之国底之国に気吹き放ちてむ
如此気吹き放ちてば
根之国底之国に坐す速佐須良比咩と云ふ神
持ち佐須良比失ひてむ
如此失ひてば
今日より始めて罪と云ふ罪は在らじと
祓ひ給ひ清め給ふ事を
祓戸之神等共に聞こし食せと
畏み畏み白す