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本宮山【三河国一宮】砥鹿神社奥宮

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千古の神山~本宮山~その頂上付近に鎮座する砥鹿神社奥宮!

昔より保護された神域の自然林は一千年に近い大木が林立

東海無双の霊域として神聖視された三河国唯一の国幣小社その一社紹介

大鳥居

【大鳥居】

奥宮境内図

【奥宮境内図】

砥鹿神社奧宮 (豊川市)ってどんな神社?

砥鹿神社奥宮は、千古の神山として仰がれる本宮山の頂上付近に鎮座しています。

この地には古代祭祀遺跡(磐座)が点在し古くから神まつりがおこなわれてきたことが想起されます。その信仰形態から砥鹿神社の創 祀はここ本宮山よりはじまったと考察されます。

頂上付近の自然林は一千年に近い大木が林立し、昔より保護された神域には数百種類の草木が繁茂し、愛知県指定天然記念物にされています。【駐車場前立て看板より】

駐車場前立て看板

【駐車場前立て看板】

入口

【入口】

御本殿

【御本殿】

[神社名]三河国一宮 砥鹿神社奧宮
[鎮座地]愛知県豊川市上長山町本宮下4
[御祭神]大己貴命(オオナムチノミコト)別称 大国主命
[例祭日]二月六日

[特殊神事]

  • 一月六日 宝印祭(守見殿神社例祭)無病息災が祈願され、参拝者に秘伝の宝印と宝印符が授与される。
  •  一月十五日 粥占祭(かゆうらさい)農作物の豊区や天候を占う農耕神事で、古くより「オタメシ」「オクダガイ」と言われ、参列者には粥占符が授与される。
  • 十月十四日 荒羽々気神社例祭

[由緒]本宮山砥鹿神社奥宮の創 祀は、文武天皇大宝年間以前より鎮座せられた事は、 社伝に明らかである(約千三百年以前)、海抜七八九、二米に位する、本宮山の秀麗な 山姿と全山を 覆う樹林は、昔より東海無双の霊域として神聖視され、殖産の神、護国救人の守護神として広く尊敬され、明治四年の官制により三河国唯一の国幣小社に列格された、砥鹿神社の奥宮である。大神の御神徳は 弥々輝き、除災招福、交通安全、 等にも広く御神威を垂れ給っている。【由緒書きより】

由緒書き

【由緒書き】

この砥鹿神社には他にもこんな神社が

守見殿神社(もりみでん-)

[御祭神]大己貴命和魂

[御神徳]心豊かに思慮正しく諸疫病と災厄を防除し守護される

[宝印祭]一月六日・毎月六日(月次祭

守見殿神社

【守見殿神社】

荒羽々気神社(あらはばき-)

[御祭神]大己貴命荒魂

[御神徳]正しい勇気と身体健全(健脚)を守護される

[例祭]十月十四日・毎月十四日(月次祭

荒羽々気神社

【荒羽々気神社】

八柱神社(やはしら-)

[御祭神]

天忍穂耳命アメノオシホミミ

天穂日命アメノホヒ
天津彦根命アマツヒコネ
活津彦根イクツヒコネ
熊野櫲樟日命(クマヌクスビ)
田心姫命(タゴコロヒメ)
市杵島姫命イチキシマヒメ
湍津姫命タギツヒメ

[御神徳]家庭の和楽と朋友の親愛の道を守護し善導される

[例祭]十月二十八日・毎月二十八日(月次祭

八柱神社の御祭神についての記事もあります。よろしければ、こちらを覗いて見てください。>>そもそも八柱神社の神様ってどんな神様なの?読み方は?

八柱神社

八柱神社

天然記念物(愛知県指定、昭和47年6月7日)〜社叢と御神木

社叢

この社叢は、むかしから砥鹿神社の奥宮神域として保護されてきた暖帯自然林で、スギの巨樹が林立しています。

社叢 スギの巨樹

【社叢 スギの巨樹】

御神木

「本宮山天狗の寄木」といわれる御神木のスギは、根周十一メートル、樹周六、五メートル樹高三十メートルほどで、樹齢は約一千年といわれています。

「本宮山天狗の寄木」といわれる御神木のスギ

【「本宮山天狗の寄木」といわれる御神木のスギ】

砥鹿神社奥宮(本宮山)の社叢

【砥鹿神社奥宮(本宮山)の社叢】

【立て札より引用】

駐車場あるの?

  • 本宮山スカイライン』から駐車場に入れます。
  • 山麓登山口より登山道(表参道)から徒歩で行かれる方は、本宮山ウォーキングセンター』が整備されていておススメですが、登山口付近の駐車場もいくつかあります条件付きで駐車できるようなところもあるようです。事前に下調べが必要です。

お手洗いは?

砥鹿神社奥宮山頂付近には、飲料水の自動販売機や公衆トイレ、休憩所が設置されています。がトイレが利用可能状態か記憶に乏しいです。利用したことはありましたが、常時利用可能状態かはわかりません。口コミ情報が皆様のところに届くよう願っています。

そもそも大己貴命とってどんな神様なの?

大己貴命大国主神 オオクニヌシノカミ)は、日本神話に登場する国津神の代表的な神様で、国津神の主宰神とされています。多くの別名を持つ神様で、全国的に祀られており、 出雲大社大神神社の御祭神もされています。

古事記』・『日本書紀』の異伝や『新撰姓氏録』によると、須佐之男六世の孫(『日本書紀』の別の一書では七世の孫)で、父は天之冬衣神(アメノフユキヌノカミ)、母は刺国若比売(サシクニワカヒメ)(『日本書紀』正伝では素戔鳴尊の息子)とされています。

須佐之男命の娘である須勢理毘売命スセリビメノミコト)との婚姻の後にスクナビコナと協力して天下を経営し、禁厭(まじない)、医薬などの道を教え大物主神(オオモノヌシカミ)を祀ることによって葦原中国国作りを完成させました。

しかし高天原からの天照大御神の使者に国譲りを要請され、対話と武力を交えた交渉の末に幽冥界の主、幽事の主宰者になったとされています

国譲りの際に、須佐之男命から賜って建立した「富足る天の御巣の如き」大きな宮殿(出雲大社)を修復してほしいと条件を出したことに天津神が約束したことにより、このときの名を杵築大神(キヅキオオカミ)ともいいます。

国土開拓の神、禁厭(まじない)の神、医薬の神、縁結びの神などの顔も持ち、交通安全・家運隆昌・厄難消除等を得意とされています。また大国様(ダイコクサマ)と慕われ、福徳の神として尊崇されています。

大国主 - Wikipedia引用】

多くの別名を持つ大国主

  • 大国主神〜 根国から帰ってからの名(「偉大な国の主人」の意)
  • 大穴牟遅神(オオアナムジ-)・大己貴命(オオナムチ-)・於褒婀娜武智大穴持命大汝命大名持神国作大己貴命〜誕生後の名(「偉大な鉱穴の貴人」の意)
  • 八千矛神(ヤチホコ-)〜沼河比売との歌物語での名(「多くの矛」の意)
  • 葦原色許男・葦原醜男・葦原志許乎/葦原志挙乎命(アシハラノシコヲ)〜根国での侮蔑を込めた呼称(「地上の現実の国にいる醜い男」の意)
  • 三諸神大物主神(オオモノヌシ-)・八戸挂須御諸命/大物主葦原志許古事記においては別の神、日本書紀においては国譲り後の別名(「偉大な精霊の主」の意)
  • 宇都志国玉神(ウツシクニタマ-)・顕国玉神〜 根国から帰ってからの名(「現実の国の神霊」の意)
  • 大国魂神 〜各地の神社で同一視される(「偉大な国の神霊」の意)
  • 伊和大神国堅大神占国之神・大神 〜伊和神社主神-『播磨国風土記』での呼称
  • 所造天下大神〜『出雲国風土記』における尊称(「地上の国造った神」の意)
  • 地津主大己貴神国作大己貴神(くにつくりおおなむちのかみ)〜祝詞『大国神甲子祝詞』での呼称
  • 幽世大神(カクリヨノオオカミ)〜祝詞『幽冥神語』での呼称
  • 幽冥主宰大神 (かくりごとしろしめすおおかみ)〜「幽冥界を主宰する神」の意
  • 杵築大神(きづき の おおかみ)

大国主 - Wikipedia引用】

色々な女神との間に子供をもうける大国主

大国主は色々な女神との間に多くの子供をもうけており、子供の数は『古事記』には180柱、『日本書紀』には181柱と書かれている。

嫡后:須勢理毘売命

妻:多紀理毘売命
子:阿遅鉏高日子根神(アジスキタカヒコネノカミ)
娘:下照比売シタテルヒメ


妻:神屋楯比売命カムヤタテヒメノミコト)
子:事代主神コトシロヌシノカミ)
娘:高照光姫大神

妻:八上比売ヤガミヒメ
子:木俣神

妻:沼河比売ヌナカワヒメ
子:建御名方神タケミナカタノカミ)

妻:鳥取
子:鳥鳴海神

大国主 - Wikipedia引用】

この際、参拝しておきたい!大己貴命を祀る神社

里宮 砥鹿神社

砥鹿神社は本宮山の奥宮と、里にて祀る里宮(豊川市一宮町西垣内2)とで二所一体の崇敬を集める神社

tenpapa.girlfriend.jp

tenpapa.hateblo.jp

岩戸神社(奥の院)

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オススメの神社参拝方法

神前で、『大祓詞』か『天津祝詞』を唱えてから神様に御願い申し上げることをオススメしています。其れについてのblog記事(投稿)があります。覗いて見て頂けると嬉しいです。

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神社情報(交通アクセス)

[車で]

東名高速道路豊川ICから国道151号を新城方面へ向かい、国道301号に入り作手方面へ向かうと『本宮山スカイライン(2006年2月1日より無料化)』に接続…その道で山頂付近砥鹿神社駐車場まで行けます。そこから徒歩8分ほど

[徒歩で山麓より登山道

南側(豊川市)の山麓には『本宮山ウォーキングセンター』が整備されていて、ここから表参道を登ります

本宮山 (岡崎市・豊川市・新城市) - Wikipedia引用】

まとめ

祝詞の中に『恩頼(みたまのふゆ)』という言葉があります。「神のご加護といった神の力や霊威にふれることによって、その力の恩恵を受ける」 という意味となりますが、言霊的にいうと「御霊(みたま)の殖(ふ)ゆ」 に繋がるようです。

つまり、神様から供給があります時には、私たちの御霊は、殖えるということなのだそうです。

神代の昔、大国主神は、異母兄弟の八十神にいじめを受けた後、命までも狙われます。それは私たちが想像できないほどの苦難でしたが、この後ついに『幸魂・奇魂』の増殖があり、葦原中国の国作りを完成させ、「天の下造らしし大神」と讃えられるほどの功績をあげます。釈迦や世界の偉人、宗教の開祖たちが苦難を乗り越えた際、驚くべきパワーを発揮するのは、ミタマの増殖によるランクアップのためと推測されます。そしてそれは、困難や修行を自分が受け入れ、自分の糧にしようと思った時にはじめて、増殖するそうです。この辺りがポイントで、問題を先送りしたり、逃げたらダメなのでしょうね。むしろミタマが殖えるチャンスを逃しているともいえます。大国主神の神話から、神自身が手本をみせてくれているのだと、わたしは思います。日常生活の中で苦労することが、そのまま修行になるということです。苦難・苦労が蔓延る現世で、努めてミタマを増殖させるということは、時短でランクアップ出来ることなのでしょう。まさに「物事に吉区なし」「禍い転じて福となす」ですね。【「大中臣神道の秘儀と神言」山田雅晴 1997年9月25日(株)たま出版 参考】

大国主神は大変人気がある神様です。日本神話に登場する国津神の代表的な神様なので、やはり日本神話から知って頂きたいですね。この後ご紹介する『まほろばチャンネル(youtube)』さんは、わかりやすくお薦めです。この後にお薦め動画を紹介しますね。

砥鹿神社奥宮に参拝した後はいつもそうなのですが、自身の浄化を実感出来るだけでなく気力が湧いて前向きになっている自分に気づくこともでき、心が満たされます。その後は道の駅に立ち寄り、五平餅やフランクフルトを食べます。砥鹿神社参拝は良いですよ!皆さんも是非足を運んでみてください。

オススメの動画(YouTube

この動画がとても気に入ってます。わかりやすくて面白い!聞き流しとしても、いいですよ。是非、ご視聴ください。

【▶︎[まほろばチャンネル]古事記5・7】コチラから


【▶︎[まほろばチャンネル]古事記6】~コチラから